散録イリノイア

美少女ゲームとWebラジオと声優さんが好きな、ただのオタクの備忘録。不定期すぎる更新

【配布物】 美少女ゲーム系声優名MS-IME用辞書txt  [ 2012/05/07 ]

*広告避け

◆最終更新:2011/04/13
 美少女ゲームに出演している女性声優名の辞書登録用txtです。美少女ゲームに関係ない声優も若干混ざってます。まれに男性声優名も混ざってるかもしれません。
 元は18禁ゲーム声優辞書 for ATOK2005(改変・転載自由)の一部をIME用に改変し、独自に項目を追加したものになります。使い方は…右クリックでダウンロードした後、適当に「辞書ツール」で「テキストファイルからの登録」をしてください。

*注意事項
・動作については一切保証できません。
・誤りやエラーなどのトラブルについて報告を戴いても対応できません。
・ある程度使えればラッキーぐらいの感覚で使ってください。

 以下、辞書の内容です。


魔法少女まどか☆マギカ…宇宙のエネルギーの正体とまどかの選択の理由  [ 2011/04/23 ]


 例によって自分のツイート(一部略)から話を広げる試み。話題の「魔法少女まどか☆マギカ」(以下まどマギ)をダシに何か書いてみる。感想だか考察だか。最終回は見たけれど、冒頭の通りいささか消化不良になってしまった。しょうがないから腹ごなしです。
 
 ネタバレあり。

 先に結論を書いておくと……まず、鹿目まどか(かなめまどか:以下まどか)が最終的に魔法少女化する際の願いで、世界の問題に対する根本的な解決をせずごく小さな変更に留めることになったのは、この物語の目的がある病の克服であり世界そのものの否定ではないから。そしてキュゥべえ(以下QB)が語る宇宙のエネルギー云々は、その世界が持ちうる物語作品としての面白さや価値のことだと私は考えました。
 以下説明。

まどか☆マギカの世界…少女への依存


 まずここからスタート。QBの話を真に受ける限りでは、まどマギの世界ってものすごく変な世界なんですよ。主に二点。
・殊更に少女たちの生命と未来を搾取することで存続している
・文明の発展を少女に依存している
 まず少女たちの生命と未来の搾取について。魔法少女化した時点で肉体を変質させ(ソウルジェム)普通の人間ではなくなってしまう。そして魔女との戦いに投入され、負けたら死亡することもある。また精神状態によって自身が魔女化した上で他の魔法少女によって殺される。大抵少女のうちに残酷な最期を迎える。
 ……こういう酷いことをやらせない存続できないのがまどマギの世界の宇宙です。心身共に蹂躙される少女たちの犠牲なくしてありえないとなると、もう地獄絵図としかいいようがありません。こんな世界滅亡した方がいいじゃなかろうかと思わないでもないですね。
 またQBによると歴史上魔法少女が存在しないと文明は発展しなかったような話です。事実かどうかはさておき、少女たちに文明まで依存してる世界ってどんなんやねん。男は何しとるねん。
 あ、ここでいう少女ってのは非実在青少年なので現実との混同のなきよう。お願いしますホントに。

 でもここでふと気づくわけです。こんな世界が実際にあることに。……それは、いわゆるオタク業界の作品群です。特に萌え産業というか、まぁ私の大好きなヤツですね。ここでは美少女業界ってことにしておきましょう。
 いうまでもありませんが、美少女業界を担う作品たちは美少女であふれてます。物語は美少女を中心にして歴史を紡ぎ、美少女たちの人生をもって描かれ、時には絶望や死を繰り返すこともあります。そういう意味では、まどマギのように“少女たちの生命と未来を搾取することで存続し”“文明の発展を少女に依存している”……そんな世界が実際あるにはあるんですよね。
 そんなわけで、私はまどマギの世界を美少女系の物語作品の世界そのものとして考えてみることにしたんです。……これは後に、それだけでは説明できなくなってきます。

宇宙のエネルギーとQBの物語作り


 まどマギの世界は美少女系の物語作品の世界そのものである。こう考えたときどんなことが言えるか。まずはQBが語るエントロピーとかエネルギーの話について、まずは彼(?)の台詞を振り返ってみます。
「宇宙全体のエネルギーは、目減りしていく一方なんだ」
「だから僕たちは、熱力学の法則に縛られないエネルギーを探し求めて来た」
「そうして見つけたのが、魔法少女の魔力だよ」

「君たちの魂は、エントロピーを覆す、エネルギー源たりうるんだよ」
「とりわけ最も効率がいいのは、第二次性徴期の少女の、希望と絶望の相転移だ」
(参考)魔法少女まどか☆マギカ WIKI - ネタバレ考察/台詞集/キュゥべえ
 宇宙の存続にはエネルギーが必要である。減っていく一方であるエネルギーを補填する手段として、QBは少女の感情を利用している……そんな話です。
 この宇宙というのを前述の通り物語の世界としてみると、その維持に必要なエネルギーの源ってなんでしょうね。お話なんだから、作る人がいて、見る人がいて……それから? 私はこう考えました。このエネルギーというのは、物語としての面白さとそれによって生み出される価値です。……つまらない物語は作者にも読者にも興味をもたれず、打ち捨てられてしまうことでしょう。そうなればその物語は存続できません。忘れられ、消えてしまいます。
 いわば、ネバーエンディングストーリーのファンタージェンと“虚無”の関係です。物語が忘れ去られてしまうほどに、“虚無”によって物語の世界は滅びていってしまうんです。だからより面白い物語を作り、たくさんの人の興味を引く必要があるわけです。

 こういう風に考えていくと、QBがしようとしてることの意味がこれまでと違って見えてきます。彼はつまり、まどマギの世界がより面白い物語の世界になるよう、少女たちに干渉していたんです。
 ……ここで彼の台詞「とりわけ最も効率がいいのは、第二次性徴期の少女の、希望と絶望の相転移だ」というのが、実は彼なりの“面白い物語の作り方”だったんだと解釈できるようになります。QBはまるでどこかの作家のようですね。
 それもそのはず。このまどマギというお話の作者である虚淵玄氏のかつての言葉に、こういうのがあるんです。
ヒトの幸福という概念にどうしようもない嘘臭さを感じ、心血を注いで愛したキャラたちを悲劇の緑に突き落とすことでしか決着をつけられなくなった。─同人版Fate/Zero1巻あとがき
(参考)魔法少女まどか☆マギカ WIKI - ネタバレ考察/キーワード/エントロピー
 キャラクターを絶望に突き落としてお話を作る……それが彼なりの“面白い物語の作り方”らしい。いやむしろ、それしかできないのだと彼自身は言っています。作品のために絶望に叩き込まれる少女たち。それを担うQBと虚淵玄。あえて言わずとも符合を見出せてしまいます。 

 メタ的な話をすると、まどマギが放送開始されて流行りだしてからの間、この作品世界のエネルギーは相当に上昇していたのではないでしょうか。しかしそれでも、いつかは忘れ去られていってしまうのかもしれません。作品自体がどれだけ面白くても。

まどかの選択…「絶望の病」の克服


 まどかの願いによって……これまでとは違い、魔法少女が魔女化する直前に消滅するようになりました。これにより、少女たちは自分が魔女となって、さらに他の魔法少女たちに絶望を撒き散らすという負の連鎖から解放されました。
 ……しかし、これはまどマギの世界観からすれば、あまりにもささやかすぎる願いです。最も根本にあるはずのエネルギーの問題は解決していないし、少女たちからの搾取は終わりません。そのあたりがすごくモヤモヤとして、すっきりせずに残ってしまっています。……エロゲでいえばシナリオにちょっとした修正パッチを当てて、一部の文章を書き換えて敵役の出所に関する設定を変えた程度の話でしかありません。ほとんど気休めです。
 しかし、これまで書いたことを踏まえれば、まどかが最後にとった選択……魔法少女として叶えた願いがなぜああいう形になったのかもある程度説明できるようになります。ただ残念ながら、まどか自身が何を考えたのかの説明にはなってません。

 まず、私はまどマギの世界が美少女系の物語作品の世界そのものであると書きましたが、順番に考えていくと、これは正確ではなかったことになります。まどマギの世界は物語作品の世界。そこまではいいんですけど、それでは範囲が広すぎる。内容が偏りすぎている。
 それは、この世界が少女たちを絶望に叩き落すことでしか面白い物語を作り出せないQB(あるいは虚淵玄)の、病に冒された世界だから。
 虚淵玄によれば「バッドエンド異存症」……ここでは特に絶望に絞り「絶望の病」とでもしておきましょう。単なる美少女系作品の世界であるなら、少々病んではいても“ここまでは病んでない”……この世界が絶望に覆われているのは、物語を書き記す側が病に冒されているから。
虚淵玄は、その力を失った。今もまだ取り戻せない。
この『バッドエンド異存症』との闘病は現在進行形で続いている。
─同人版Fate/Zero1巻あとがき
(参考)魔法少女まどか☆マギカ WIKI - ネタバレ考察/キーワード/エントロピー

 まどかが魔法少女になる際の願いで叶えたのは、一言でいえばこの「絶望の病」の克服です。絶望に叩き落とされそのピークで魔法少女たちが魔女になってしまう前に、まどかがそれを受け止め消してしまう。そして大きな絶望の塊となったまどか自身も、彼女は自分で消してしまう。そうしてこの世界から、QB(あるいは虚淵玄)の「絶望の病」は対症療法的に無くなった。

 発生前に予防されたわけではなく、あくまで症状が表に出なくなっただけである点には注意しておきたいところ。少女たちが絶望へと向かう過程、ソウルジェムが濁っていくこと自体を止められたわけではないんです。……まどかの宇宙の法則を捻じ曲げるような力でさえ、成し遂げられるのはそこまで。多分、完全に「絶望の病」にとって代わる“面白い物語の作り方”が獲得できていないということを表しているんだと思います。

さやかの変化…病に犯された世界から、“普通の”美少女系の物語作品の世界へ


 まどかが「絶望の病」を治した世界(虚淵玄から「バッドエンド異存症」を引き算した答え)は、より“普通の”美少女系の物語作品に近づいた世界です。
 その世界は元々“少女たちの生命と未来を搾取することで存続し”“文明の発展を少女に依存している”のが平常状態なので、その部分が変更されることはありません。その歪みはジャンル的に必然であり、その歪みを否定してしまうと、世界そのものを否定してしまうことになります。推理モノから事件と推理を取り除いたり、バトルモノからバトルを取り払ったり、BLから男性同士の恋愛を消してしまったりするような事態です。
 まどマギが突然ほのぼの日常系になったりせず、別の敵を立てて異能バトルモノとしての体裁を保ち続けることになったのは、そのジャンル的な問題もあると思います。宇宙のエネルギーの問題から、魔法少女たちのバトルを期待している観客が帰ってしまうような極端な変更はできない……と解釈してもいいかも。
 そりゃぁ私も考えましたとも。QBに感情を与えたらどうだとか、恒久的なエネルギー源を作り出したらどうだとかね。でもそれをしてしまうと、魔法少女も、あるいはまどかたち自身もこの物語に必要なくなってしまうわけです。物語が大きく変わって別ジャンルになってしまいます。そうすると、この物語の世界、宇宙は終わってしまう。

 まどマギの世界が“普通の”美少女系の物語作品に近づいたことを示すいい例があります。それは美樹さやか(以下さやか)の変化です。
 美少女系の物語作品といえばハーレムモノ。ハーレムといえば美少女ゲーム。さやかという少女は、そういった作品群での「選ばれなかったヒロイン」に相当します。恋をしていた相手が、自分の友人に取られてしまう。
 「選ばれなかったヒロイン」の辛そうな姿というのは美少女ゲームではあまり描かれないけれど、本来あるはずの極めて日常的な光景です。ヤンデレ系やリアルさ重視の一部の作品を除き、“普通の”作品では「選ばれなかったヒロイン」はあまり波風立てずにおとなしくフェードアウトしていくものです。キャラクターの気持ちを考えると少々不自然ではあるけれど、そういうものなんです。

 ……ところがこの世界は“普通の”世界ではない。「絶望の病」に冒されたまどマギの世界です。さやかは例によって深い絶望にとらわれ、魔女……呪いを撒き散らす化け物になってしまいます。踏んだり蹴ったり。……で、ここに介入したのが、まどかなんですね。
 まどかによってさやかにもたらされた変化……それはコンサートホールで「これで十分だ」といって消えていくような、おとなしくフェードアウトしていく“普通の”「選ばれなかったヒロイン」への変化です。すごく“普通”です。普通であることこそが異常だとさえ言えるこの世界では、実はとても大きな変化かもしれません。

―Don't forget.  
忘れないで 

always, somewhere,
いつも、どこかで 

someone is fighting for you.
誰かがあなたのために戦っている事を 

―As long as you remember her.
あなたが彼女を忘れない限り 

you are not alone. 
あなたは一人じゃない

(参考)『魔法少女まどか☆マギカ』11話&最終回・・・最高の神アニメをありがとうおおおおおおおおお|やらおん!

 なんだか悲しい話だし、やっぱりそれでも酷い話だけれど、“普通の”作品の“普通の”ヒロインのようにおとなしくフェードアウトしていけることがどれだけ尊いことなのかを、この世界の少女たちは知っているはずです。だからみんな安らかに消えていくんでしょう。
 “普通”ってすごいね!って話に回収されてしまうんですかね。でもまぁ、私に言えるのはこれぐらいのことだけ。書いてみて一応スッキリした気がします。いつか出てくるであろう次の虚淵作品も楽しみになったかも。

故に、物語にハッピーエンドをもたらすという行為は、条理をねじ曲げ、黒を白と言い張って、宇宙の法則に逆行する途方もない力を要求されるのだ。
そこまでして人間賛歌を謳い上げる高潔な魂があってこそ、はじめて物語を救済できる。

未だに私は往生際悪く、人々に勇気と希望を与える物語を作りたいと願望して止まないのだ。
─同人版Fate/Zero1巻あとがき
(参考)魔法少女まどか☆マギカ WIKI - ネタバレ考察/キーワード/エントロピー

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「かたわ少女 Act1 日本語版」の感想、あるいは我が分身との対話  [ 2010/05/23 ]

【公式サイト】 かたわ少女

 何年か前からふとした時に話題になる「かたわ少女」……海外製の同人(ノベル)ゲームです。日本語化された体験版がダウンロードできるというので、やってみました。
 今のところ特にエロらしいエロはない(パンチラぐらい)んですけど、将来的にはエロゲになるらしいので一応「エロゲ」として扱うことにします。

 私がこのゲームの存在を聞いたとき、タイトルから生々しい描写を露悪的に見せ付けられる悪趣味な作品をイメージしていて、プレイするのを躊躇していました。それが実際にプレイするに至ったのは、感想を含む情報収集と、キャラデザを見て思った以上に気に入ってしまったことによります。

 最初にお気に入りの台詞を二つ書き出しておきます。
琳「わかった。君のショーガイはパンツの中だ!」
(主人公の障害が何かを知らないヒロインが、主人公に対して)

健二「で、何があったんだ? なんでそんな浮かない顔してる? ていうか浮かない顔してる?」
(弱視の友人が主人公に対して)
 ……こんなゲームです(笑)

無国籍な雰囲気


 ゲームを初めてすぐ感じたのは、違和感の小ささへの驚きでした。海外製にもかかわらず舞台が日本という設定なので、外国映画なんかにたまにある「ガイジンが考えた日本」みたいなオモシロいことになってるんじゃないかという密かな期待は裏切られたようです。
 ただ、「日本らしい」と感じたわけではありません。はっきり言うと無国籍な感じです。背景は日本っぽくないし、効果音のガヤは英語(?)だし、キャラも国籍不明な金髪やらなんやらでごった煮です。それが逆に「エロゲらしい」感じがして、違和感が少なかったのかもしれません。

操作や演出など


 和製のエロゲで体験版をプレイする時、私はまずインターフェイスやコンフィグ、操作感のチェックをします。今回もそうしました。基本的なコンフィグ項目のみのシンプルな構成で、特に動作に違和感はありませんでした。音楽の再生時に多少ユガミを感じましたが、それぐらいですかね。特に問題ないかと。

 演出まわりは日本のものと比べても、凝ってる方だと思います。メッセージウィンドウが2分割されたり、「だーれだ!」をやるときに黒い手型の効果で画面ごと目隠しされる演出が入ったりといった感じ。
 背景は写真の加工みたいですね。理想は絵なんでしょうが、写真の利用は日本でもあることなので特に何も。ただ背景を使った細かい芸については触れておきたいです。例えば教室にはルルーシュや小牧郁乃っぽいモブがいたり、廊下に飾られた妙な絵(?)が時々変わっていたりといった具合です。そういうシャレを分かって組み込んでいるということなんでしょう。
 相当エロゲやってんでしょね。たぶん。

 キャラに音声が入ってないのは残念ですが、海外で作られたことを思えば当たり前でしょう。むしろ入っていたら驚きです。ただ、喋れないキャラ(静音)を常時通訳をするという実質一人二役のキャラ(ミーシャ)による演じ分けが聞けないのが残念かもしれない。
 また同時に「今誰が喋っているのか」の区別が直感的に分かりにくくなっている気がします。これについては、最近声ナシのゲームをやったことがないのもあります。

 あと絵や音楽ですか。絵に関しては思った以上に可愛くて好きですねコレ。塗りはシンプルな感じですが、いわゆる「エロゲ塗り」がしっかり実践されてるように見えます。
 音楽に関しては、穏やかなノリで雰囲気のよいものです。

オハナシについて


 ネタバレしかないので注意。どうせまだ体験版ですけど。

 ある時突然重い心臓病を発症した主人公が、それまでの健常者としての生活から切り離され、障害者達の通う新たな学校で生活を始める……といった流れ。導入からして暗い話になりそうですけど、基本的にゆる〜い日常系コメディで、たまにシリアスが混ざってくるというノリです。
 そういう作品、日本でも結構ありますね。状況は結構深刻なのに、主人公のノリは妙に道化じみてたりする感じの。……あー、鍵系とかですかね。そういうのに近いかもしれない。

 主人公が心臓病でいつブッ倒れるか分からないというのは、病気持ちの主人公の類型としてそこそこあると思うので、割と馴染みがあるかも。月姫とかそうですね。リトバスの主人公はナルコレプシーだっけ。「ここで倒れるのか?」「いやここか!?」とかプレイ中に考えちゃいます。

 あとここが結構大事だと思うんですけど、この空気のユルさを支えてるのは、周囲のキャラが障害者としての“先輩”ばかりだからというのが大きい気がします。要は年季の違い。新しい環境に慣れない主人公を、みんなでユル〜くサポートしてくれるんです。特に精神面で。
 障害という設定からすると「ヒロインたちが自分の障害と向き合って克服していくストーリーになるのかな〜」と簡単に予想するところでしょうけど、実際それするのはヒロインより主人公という感じです。主人公自身が焦点になってますね。
 目に見えて気が弱そうなヒロインは、火傷によって障害を負った華子ぐらいです。他は落ち着いたもんです。

 体験版とはいえある程度ボリュームがあって分岐もあるので、そのあたりちょいちょい書いてみます。

 まず両足義足の茨崎笑美のルートは、どうやら走ることと、主人公の健康管理を通じて接近していくというお話が体験場の後に続いていきそうです。お弁当を作ってくれるなどやたらと面倒見がよく、明るく、積極的な感じのツインテールの女の子です。どこまでもヒロインに面倒を見られるのは、エロゲ主人公の宿命か(笑)
 ADVの画面として興味深いのは、立ち絵が足元まで入りきってないので、通常シーンでは義足部分が見えないことです。なのでたまに出てくるCGシーン以外では、プレイヤーは彼女が障害者であることをあまり意識しないんじゃないかと。何かメタなギャグにでも使えそう。
  
 池沢華子は火傷で顔半分が爛れており、そのせいか人を避けていて、コミュニケーションに難があるヒロイン。その部位はほとんど髪で隠れてるため、絵的には萌え貞子みたいになってます。デザイン的には一番好きかも。
 このキャラは恐らく、このヒロイン自身のコンプレックスを克服して、周囲と仲良くなっていこう……みたいな流れになるんでしょう。非常に分かりやすい感じです。最終的には笑顔が見られるといいなーというアレ。

 砂藤リリーは盲目キャラ。落ち着いたお嬢様系。どうやら家庭環境……特に姉との関係になにかストーリーの契機がありそう。どういう流れになるのかはイマイチ予想できませんが。
 盲目のヒロインは類型的にそこそこメジャーらしく、エロゲにも割と出てくるので馴染みはあるんじゃないかと。どんなものがあるかは、調べればすぐ出てくるので書きません。
 誘導するために手を握ってドキドキみたいなのがありそうだなーと事前に想像してたんですけど、大体そんな感じかもしれない。
 
 手塚琳は両手がないキャラ。立ち絵で見ると一番インパクトがあるかもしれない。芸術家肌なのか、足を使って絵を描きます。ものの考え方が独特で、何を考えてるのかよく分からないが、口数は多い。
 彼女の言葉に主人公がなにやら触発されたのか、美術部に入ったりもしてるので、これから一緒に絵を描いたりするのかもしれません。「できないことをしようとするのは、本当はできるから」……何かチャレンジャブルな話になりそう。最後には芸術家として成功したりするのかしら。
 特に印象に残っているのは……何か困った様子の琳に対し主人公が強引に手助けを申し出たところ、「生理になったから笑美にナプキンをつけてもらう」というようなことを言い放つシーンです。……そういう日常からの気付きが主人公を成長させていくんでしょう。

 羽加道静音は喋れず、耳も聞こえないというキャラ。にもかかわらず委員長系。御門「ミーシャ」椎名というサブヒロインがべったりくっついていて通訳を務めているので、周囲とのコミュニケーションは円滑。表情豊かですぐ怒る。
 原案にも書かれてましたけど、やっぱり主人公が手話を覚えたりして距離を縮めていくことになるんでしょうか。
 喋れないキャラってのもエロゲには割といる気がしますね。スケッチブックか何かを持って、筆談ネタなんてのが定番ですか。聞こえないってのはどうだろうなぁ……記憶にないかも。あったような気もするけど。

 ミーシャはどうやら攻略対象じゃないみたいなんですけど、彼女の障害は一つのミステリーです。どこが悪いのか分からないんですよね。精神的なものなのか、内臓関係なのか。そもそもストーリーに関係してくるのか? 気になるところではあります。

 今のところ、突然奇跡が起こってどうにかなるとか、超能力でバトルを始めるとか、突拍子もない展開にはなってません。堅実な人間ドラマでいくんだろうか。そこらも謎である。
 バッドエンドでどうやら主人公が事故で転落死したっぽいので、話の流れによっては他のキャラの死もありうるのかな? 直接命にかかわるような障害……ってのは今のところ見当たらないけど。

 これが将来的に完成した後も無料で配布されるということを考えると、充分以上のものだと思います。「謎の情熱」というタグがつきそう。これはこれですごく面白かったです。色んな意味で。
 あと、障害に関するリアルなしがらみの類は一旦忘れた方が素直に楽しめそうです。一つのファンタジーとして見る感じですかね。

弱者の所有


 自分より立場の弱いもの、あるいは社会的弱者である女性をモノののように所有して支配欲を満たすのがオタクの心性だーみたいな誰でも思いつくような嗜虐ネタがありますが、もちろんそんな単純なものでもありません。
 逆に男の方が女性に所有されたいんじゃないかって感じの作品もエロゲにはあります。ヒロインが社会的に自立してたり人格的にドSだったりしてね。分かりやすいところでいえば姉萌え系とか? そりゃ人間、自分ばっかり所有してたって面倒見るのも相手するのもシンドイですもんねぇ。誰だって楽したいさ。
 あるいは極端なところで、ヒロインが奴隷みたいになってる凌辱系の抜きゲもあれば、逆に主人公が奴隷みたいになってるのもあります。人間の性とは深いものですなぁ。

 「かたわ少女」で面白いのは、この両方があることですね。
 障害者ネタということで、一見前者に偏っていそうな想像ができるでしょう。確かにメタなレベルでは「オタクが障害者美少女に萌える」という構図があります。ここに突っ込んで「非実在障害者に対する性的虐待が〜」とかワケのわからん話になったりするかもしれませんがそれは別の話。
 これに対し、実際の作品内ではむしろ主人公自身が障害“初心”者として、ヒロインたちに面倒を見てもらうという構図があるんです。ヒロインたちは、弱者でもあり強者でもある。主人公ももちろんそう。バランスの問題ですかね。
 対等な関係を描こうとする志向……揺れ動き傾きながら釣り合おうとする天秤がある。かなり慎重に。

 例えば足がない茨崎笑美は、主人公にあれこれ世話をやいて健康管理をしようとするキャラです。
 彼女の振る舞いを邪推するなら、自分より立場の弱い主人公の面倒を見て、優越感を感じているかもしれない。それは純粋な善意かもしれないし、あるいは偽善の自覚があるかもしれない。急に黒笑美に変貌したり……はしなさそうだけど、まぁそんな感じで、一方的な関係性に収まり切らないのがいいです。

周辺のノイズ


 ネット上の各所の反応などを多少踏まえつつ、自分の考えを書いていきます。
 例えば、この作品をきっかけに障害者に対する理解が深まるといいとか、なんとも重い役割を求める人もいるようです。文部科学省推薦図書かなんかと勘違いしとるのではないかと思いましたけど、そういう発想が出てくるのは無理もないことだと思います。珍しい試みですしね。
 あるいは、問題提起がどーたらとか、批評だか文学だかの文脈に取り込みたがるようなスジモンもいるようです。彼らは自分のネタになるようなものが出てこないかと獲物を見るような目で虎視眈々と狙っているようです。
 さらには、障害を扱うからにはもっと重いテーマでリアルを追求すべきだ!みたいな人もいたり。自分の都合で作品をコントロールしたがるのは処女厨だけかと思ってましたけどそうでもないらしい。

 どうもなぜかこう、ただのお気楽な娯楽としてこれが作られることを許さない・認めたくないような空気を発している人がちらほらいるような気がします。
 実際にこれを作ってる有志たちがどういう意図でもってやってるのか分からないのでなんとも言えませんけど、随分とハードル上げられてるなぁと思う次第で。そういうのって結構な抑圧になってるんじゃないかと変な心配をしてしまいます。そんなノイズは適当に無視して思うようにやってもらいたいもんです。

 私なんかはもっとエロハプニングを増やして!と言いたいわけですが……あぁ、これが一番やばいノイズなのか? 矛盾しすぎだろ俺。

 ノイズといえば、日本だけでなく海外でも妙な方向で取り上げられたりして、スタッフが怒ったなんてこともあるようです。マジ頑張れ。

 それからそうだ。障害者ネタを使うと、どこからかパワーを持った“何か”がアクションを起こすんじゃないかという話もありますね。当然です。でも今のところは何も聞こえてきません。
 ただそう……例えば、「かたわ少女のコスプレです!」っつってほんとに障害者がアクションを起こすなんてことがあれば、現実の障害者にまつわる歴史的文脈に接続されてしまって、何かを呼び寄せるかもしれません。それはまたその時になってからで。今のところは杞憂ってやつです。

我が分身との対話


 ここからはこれまでよりも更にくだらないただのシモネタです。

 この作品は将来エロゲになるという。つまりポルノである。ならば、男としては我が股間なる分身殿と対話してみる必要があるだろう。これは是か非か。ヘイ!ジョニー! エロがなくとも立ち絵があればどうにかなるだろう。まぁしばらく待ってくれ。
 ……うーんやっぱりこの眼鏡っ娘の胸のあたりのラインが……
 いややはりブルマか……? そういえばパンチラCGが……
 ………………
 …………
 ……ふぅ。

 ふむ。どうやら是であるようだ。The Mishimmieにはファンアートも沢山あるぞ! おかずには困らないな! HAHAHA!

 さて、私は“新しい刺激”に出会うとまず分身との対話から始めることにしています。それは是か非か、ただ自らの股間のみが真実を語ると信じているからです。罪悪感や後ろめたさ、倫理や論理との葛藤を超えて、解答を示してくれます。
 エロゲにも色々ありまして、世間的・心理的にハードルの高いものもあります。グロ系、凌辱系、スカトロ、獣姦、近親、男の娘=ホモ、ロリ・ペドなど。モノにもよりますが、私は大体大丈夫らしいので守備範囲は広いということになるでしょうか。今回はそれらと比較しても、世間的にはともかく、心理的にはかなりソフト。ほとんどハードルらしいハードルは存在しないといってもいいです。

 しかしそれは今回のケースに限ったことであって、別の障害者ネタを扱ったものに対して同じように感じられるという保証はありません。
 例えば(準のせいで)男の娘を是としてしまった時にも感じたことだけど、あくまで絵的に99%までただの美少女キャラだから是なのであって、それが90%、80%、50%と成分の割合が変わっていけば話は違ってくるはずです。この「かたわ少女」についても恐らく同様で、ただウデがない、足がない、絵も生々しくはない。だから何の抵抗もないんでしょう。
 しかし、それでもどこかに閾値はあるはず。それは間違いありません。それについてもまた、ただ自らとの対話のみが隠せない真実を語ってくれるでしょう。身体改造系なんかで私にも「これはねーわ」ってのもありますから、どのあたりまでというのは予想はできますけどね。

 また、こういうのは二次元だからOKなのであって、AV(アダルトビデオ)になるとまた話が全然違ってくるんですよね。二次元がOKだからといって、三次元がOKかどうかは全く別の問題です。こういう感覚が、理解できない人には理解できないらしい。男の娘が好きだからってリアルなガチホモもOKなんてこたーない。女装系その他も恐らく無理。同様に、想像する限りでは「かたわ少女」と同じ類の障害に関するAVがあったとしても、私には無理かもしれません。まぁその時になってみないと分かりません。
 加えて、自分の股間に挑戦するなら「物語」としての理由が欲しいというのもありますね。例えば……クシャナ「我が夫となるものは、さらにおぞましいきものを見るだろう」→「それがクリアできればいいってことか! よーしどんとこい!」ぐらいの感じです。あるいは、ボーイズラブのキャラなんかは常に彼ら自身の股間に挑戦してる気がします。AVだとそういうのは基本的に無いですから、単純なシチュエーションや女優の見た目だけでテンションを上げなきゃならないので、ちょっとものたりない。

 しかしそう……何もかも、タダイケの逆、「ただし美少女に限る!」ってのが前提ではあるでしょうね。タダビショ!……語呂わりぃな…… 
 そこにも閾値があるんでしょうけど試す気にもなりません。あえて問うようなものだとさえ思わないです。

 え、AVじゃなく現実についてはどうかって?
 ……最近まともに女の子と話してさえいない俺に、何を考えろというのだ。アホかね君は。
 勝手にやりたまえよ。

 うーん赤裸々だな。まぁいいか。もうなんか色々どうでもいいわ。(賢者モード)
 今はただ萌えとエロの…いや違うな。エロゲのフロンティアを楽しませてもらうことにします。

補完


 この作品に対する現場面との比較からのツッコミを含む記事。
 きっとこういうのも必要。私には書けないもの。

B000PIQOTIONE 〜輝く季節へ〜 Vista動作確認版
ネクストン 2007-06-01


【エロゲ】 違法コピーの影響と空気の醸成、エロゲ因子の拡散や萌え文化の正常化などに関する妄想  [ 2010/05/17 ]

 最近ちょっと話題になったエロゲの違法コピーに関する話について、ちょっと思うところを書いてみたいので書く。例によって何の裏づけもなく役に立たない素人の妄想業界論です。
 また、ここでは違法コピーを擁護しようとか非難しようとか考えているわけではなく、善悪を抜いてただ事実としてそこにあるものとして扱うことを明確にしておきます。

最近のエロゲ界隈の空気について


 最初に言いたいことは、あんまり界隈の空気がよろしくないな〜ということです。話題作が出てきて面白い話で盛り上がるってのがあんまりなくて、やれ割れ(違法コピー)だ、やれパクリだ、やれ地雷だと暗い話題が目立つのでしょうがないといえばしょうがない。で、そこにtwitterの発言をはじめ業界関係者までが関わって煽っているようなところもある気がして、やるせないな〜と感じるわけです。

 あと業界の空気として、去年末から全体的にエロゲの売り上げがガクンと落ちて相当な危機感があるらしいというのも、こういう暗い話題を助長してるような気がします。2割3割当たり前、酷いところは5割ぐらい売り上げが落ちてるとかなんとか。複数筋から聞こえてくるので、まぁそうなんでしょう。多分。いわゆる不況の影響ってやつですかね。
 この先エロゲ会社はバタバタ倒れていくんじゃないかとか、そんな話も聞いたような。そりゃどこもピリピリするだろうという感じではあります。

違法コピーが作る空気


 こっからは違法コピーに関する話が続きます。

 まず「ユーザー200万人。購入するのが50万人。150万人が違法DL」(Togetter - まとめ「エロゲの違法コピーにまつわる話」)という数字の胡散臭さを置いておいて、これをとりあえず事実だと仮定します。数が間違ってても比率が合ってればそれなりに大丈夫な気がしなくもない。「割れのが多い」ぐらいのニュアンスでもいい。
 150万人が純粋な違法ユーザーだとも考えにくいので、正規ユーザーと違法ユーザーはかなりの部分で混在していそう。つまり150万人のユーザーの一部はたまにどこかに金を出すこともあるかもしれない。全く金を出さないとしても、150万人のユーザーが違法コピーを使用してるってことはネットユーザーでもあるわけで、この数が巨大掲示板だったりブログだったりといったwebの空気に影響しないわけがないと思うんです。
 さらにいえば、正規ユーザーの何倍もいるなら声は違法ユーザーの方が大きいとも考えられるわけです。私がここで言いたいことはつまり、webのエロゲ界隈の空気はその大部分を違法ユーザーが作っているのではないかということです。
 
 エロゲ以外ではどうなのかは分かりませんけど、似たようなもんだってことにしときます。根拠などない。

海外に見る、萌えとエロゲに親しむ人たち

 
 こんな話があります。海外でアニメ関係のイベントをすると、まだそこで放送されていない・DVD等販売されていないはずのアニメを“なぜか”みんなが知っていて、そのイベントが盛り上がるとか。
 これは紛れもなくいわゆる「動画投稿サイト」の影響です。「ファンサブ」呼ばれる字幕つきの動画が世界中の動画投稿サイトにアップされ、多くの人がそれを見ているから海外でも認知度が高いというカラクリ。
 ここで言えることは、違法なファイルが海外で日本の新しいアニメに親しむ空気を作っているということです。その状態の良し悪しは別として、事実としてそういう風になっているらしいという話です。
 
 これはおそらく、エロゲについても同様に言えることだと思います。まず海外に関して、アジア圏の違法コピー関係のサイトなど調べればすぐ出てくるのが現実です。そしてそこでエロゲに親しむ空気ができあがっている。
 最近ちらほらと話を聞く海外製のギャルゲ(同人・商業両方あったかな。具体的な名前はあえて出さない)の出現も、恐らくそういった空気と無関係ではないだろうと考えています。正規・非正規問わず日本から伝播した文化が、そこで新しく芽吹こうとしている気配があるということです。

 そして私は、日本国内においても多分似たような構造があるんだろうと考えてるわけです。
 日本では違法に入手しなくても正規の手段で簡単に手に入るものですが、やはり同様に空気を作っている。それが恐らく、昨今の日本国内での萌え文化の認知度の高まりを助長しているんじゃないかと。
 金を出す人が市場を支え、大量にいる金を出さない人たちがそこに加わって空気を作り、渾然一体となって文化圏を広めている。
 両者の区分は明確ではなく、恐らく大部分で混ざっている。例えば全200万人として、完全購入層50万・ハイブリッド100万・完全違法入手層50万とか。

エロゲ因子の拡散と、それを受け入れる土壌


 「エロゲ因子」という言葉を勝手に作りました。定義は明確ではなく、「ギャルゲ因子」といってもいいし、広い意味では「萌え因子」といってもいいです。明確な区別はなく、私がエロゲ以外のものを見て「これはエロゲっぽい要素だな」と思ったらそれがエロゲ因子です。いわゆる「これなんてエロゲ?」というフレーズが適用されるものは全部そうだと思っていいです。

 例えば、「アルトネリコ」(1〜3)なんてCSのRPGがあります。見るからに萌えっぽい感じで、中身は広義のギャルゲです。エロっぽい要素も随所に見られ、「これなんてエロゲ?」と言いたくなることもしばしば。こういうのを「エロゲ因子」が組み込まれた作品だと考えます。
 あるいは、「ペルソナ」(3〜4)なんて作品があります。これもヒロイン別の攻略要素みたいなのがあって、なんだかギャルゲっぽいというかエロゲっぽいので、「エロゲ因子」が組み込まれていると考えます。別に「ギャルゲ因子」でもいいし「萌え因子」でもいいです。他にも萌え要素やエロ要素満載のゲームは色々あると思います。実はあんまり最近のCSゲームのことは知らないんですが……

 あるいは、エロゲっぽいアニメも結構たくさんあります。アニメはいわゆる「ハーレムアニメ」の文脈で考えた方がいいところもありそうですが、エロゲ原作の作品も少なくないし、やたらとエロ要素が強いものはどっちかというと「エロゲ因子」で考えた方がいいような気もします。ハーレムアニメとエロゲは相互作用で出来てきたものだと思うので、あんまり区別する意味はないかもしれません。
 あと、「AIR」や「CLANNAD」(こっちはギャルゲか)に人気があったり、「らき☆すた」の主人公がエロゲプレイヤーだったり、最近だと「Angel Beats! 」の視聴率が高かったり、「エロゲ因子」が萌えアニメの世界に深く食い込んでることはそんなに疑わなくてもいい感じです。

 また今度アニメ化する「神のみぞ知るセカイ」の主人公はギャルゲプレイヤーで、作品にはギャルゲ(というか主人公のプレイ本数からしてエロゲが大部分じゃないの?)の文脈をそれなりに分かってないと理解できないようなネタが散りばめられています。恐ろしいことにこれが少年漫画であり、そこそこウケてるってことは……それだけ「エロゲ因子」が一般に(子供にまで)知られていることを示唆しているような……気がします。
 これはこういうニュース(携帯型ゲーム所持率7割超 小中学生進む依存、麻雀や大人向けエロゲーも (1/2ページ) - MSN産経ニュース…中身はクサいが低年齢層のエロゲプレイ問題は前からある)が示すように、割れによるエロゲプレイヤーの低年齢化も無関係ではないかもしれません。

 ゲーム・アニメ・コミックに続いて今度はラノベについて。ラノベもやはり「エロゲ因子」と無関係ではありません。近年のラノベは相当に萌え化が進んでいることや、エロゲとの境界が曖昧になっていることが指摘されています。
 エロゲの構成要素として主に注目されるのは絵とテキストですが、ラノベの構成要素はそのまま絵とテキストです。そして、エロゲの絵師やライターがラノベに進出することもあります。また極論すれば、今のエロゲのシナリオは「1冊の萌えラノベに日常シーンを大量に追加して引き伸ばしたものの寄せ集め」といってもそう的外れでもないはずです。

 こんな風に様々なメディアに「エロゲ因子」(ギャルゲ因子・萌え因子)が組み込まれるようになったことを、私は「エロゲ因子の拡散」と表現することにしました。
 エロゲバブル(?)といわれる2000年代初頭あたりまで、エロゲ(ないしギャルゲ)か一部のハーレムアニメにしかなかった「エロゲ因子」が2010年現在ではかなり拡散してしまっている。つまり……萌えキャラも萌え絵もエロも萌えテキストもエロゲ固有のものではなくなり、他のメディアでも味わえるものになってるように思うわけです。
 私が以前書いたもの(【エロゲ】 デモムービーのエンターテイメント的な価値…その位置づけや歴史を交えて - 散録イリノイア)でMADムービーが辿った道筋のように、同系統の需要を満たすエンターテイメントとしてエロゲに並ぶ価値のものが出現し、シェアを食われたイメージです。エロゲじゃなくても“エロゲ的なもの”は満たせてしまうんじゃないかということです。もちろんエロゲにしかないものもあるはずですが。
 エロゲが作り上げた固有の文脈なり因子なりが、他メディアに流出していく現象。エロゲ発だといわれる「ツンデレ」の名称など(名前が重要)もそうですかね。
 あとシェアを食われるという意味では、「ラブプラス」や「アイドルマスター」「ドリームクラブ」みたいな時間かお金を極端に食う感じの特異なギャルゲの影響も結構ありそうな気がします。こういうのはエロゲには無い要素ですねぇ。

 そして、「エロゲ因子」が組み込まれた作品を広く受け入れる土壌……空気の醸成に大きく影響したのが違法コピーのようなあまり日の当たらない文化なのではないかというのが、今回一番書きたかったところです。海外で日本の最新アニメが知られているように、「エロゲ因子」もまたネットを通じて広がった部分が大きいかもしれない。
 例えば「神のみぞ知るセカイ」がウケるために、ギャルゲ(というかエロゲ)の文脈への広い認知が前提だとするなら、前述の正規ユーザー50万人で果たしてそれが成立するかどうか。他の150万人があって初めて成立しえたのではないか。あるいは「ツンデレ」という言葉の広がりも、エロゲへの広い認知があって始めてありえたのではないか……というような話です。

萌え文化の正常化


 「だから割れを肯定しろ」と言っているのではもちろんありません。その影響が大きく、現在の萌え文化の成立に深く食い込んでいるのではないかという話です。
 仮に違法コピー(エロゲ・アニメ・画像・音楽など全て)の類が絶滅したとすると、少なくとも海外の萌え界隈は一気に絶滅寸前になるはずです。一部ウェブサイトで配信される限られた最新アニメや、遅れて発売される一部のアイテムしかなくなるからです。そして、恐らく同じような現象が国内でも起こります。
 違法コピーを介したアニメの話題の全国的な共有はできなくなるし、画像を解したブログでの紹介なども消えます。ニコニコ動画もほぼ絶滅じゃないですかね。
 エロゲ界隈も多分同じで、150万人が消えれば例えばErogameScape−エロゲー批評空間−のようなサイトはデータ数が減って機能しなくなるでしょう。金を出さなかった層の萌え需要自体は残ってるはずなので、一時的に売り上げは増えるかもしれません。ただ「空気」はかなり萎縮するかもしれないという話です。

 ただ、本来はその状態が「正常」のはずなんです。webを介した違法コピーが極小規模にしか存在しない世界に戻れば、そうなるでしょう。正常化されたオタク文化の空気は冷え込み、今のようにデカい顔で「オタクでござ〜い」と表に出られるような感じではなくなると思います。「萌えで町おこしだ〜」とかいう感じの妙な空気も多分消えるでしょう。2000年代になってブロードバンドが広まる以前・割れが広がる以前の水準まで、じわじわと戻るだけの話だと思います。それはそれでいいんですよ。多分それが正常なんでしょうから。
 その時、エロゲの売り上げなりが当時の水準まで戻るかといえばそんなことはないでしょうね。それは前述の通り「エロゲ因子の拡散」が起こった後だからです。

 でも、ここまで書いてきて一つ感じずにいられない違和感があります。いや最初からあった違和感なのか。この記事を書こうと思ったキッカケなのかもしれない。
 それは、萌え文化・オタク文化を取り巻く空気の中にあって、それを享受し、謳歌し、表に出て、デカイ顔をしはじめたオタクが、恐らくソレを支えているであろう割れを無自覚に嫌悪することの、小さな矛盾のようなものです。日本の豊かさや安全などを享受しながら日本の歴史や政治や文化を一辺倒に否定して、ただ自分だけは正義の人であると名乗るような、ちょっと妙な感じがないとは言えないんですよねぇ。私がここで指摘したようなネタを、他ではあんまり見たことがないものですから。
 自分の足元を否定するなら、自分が立つその足場がどこにどうやって立っているのかを考えてからでもいいんじゃないかな〜と、まぁそんな感じですかね。 
 今あるような空気を保ったまま正常化するというのは多分無理なんだろうと。

萌え文化の選別


 オタク・萌え関係の業界全体で、縮小だ〜とか売り上げ減だ〜みたいな話が出てきますけど、今は選別の時期なんだろうという風に感じてます。
 違法コピーさえなくなれば!という話はよく見ますけど、現実問題として今のところどうしようもないわけですから、そういうことを考えるのは技術的・制度的なブレイクスルーに直接繋がるような分野にいる人だけでいいと思うんですよね。外野が妙なアイデア出してもしょうがないような。いや好きにしたらええんやけども。

 弱いものが消え、あるいは形を変え、それでも需要がなくならないなら、どこかに小規模でもモノは残るはず。なので私は事の成り行きにあんまりどうこう言うことはないです。
 エロゲの凌辱モノ規制の時も同じで、まぁなるようになるんだから別にいーやって感じでした。今の二次元規制の動きについても、ニ〜三歩離れたところから眺めてる具合です。
 日本のエロゲーマーなんて世界から見れば犯罪者そのもの、みたいな空気がありますよねぇ今。児童ポルノ関連で。まぁそれも直接私に何かあるわけでもないので、どうということもないんですけど。

 割れを悪神に祭り上げるのもなんか嫌だけど、逆に「面白いもの作ればいいだろ」とだけ押し付けるのもなんか嫌ですね。作り手に変な無理を強いるより、金をだすとこが作り手のそこそこの生活を保障して、人材の育成とか定着を考えてくとか、なんか幸せな形がどっかにあるかもしれません。あるいは作る方が兼業でやってくとかもアリかもしれない。アニメーターのギャラの酷さも言われますけど、エロゲクリエイターも相当なものらしいですし。無理矢理作って地雷エロゲやら作画崩壊アニメやらが出てきても、誰得ですしね。
 ともあれ今の形にはどっか無理があるんだろーなと。それで各所にユガミができてるらしい。
 ……こんなことは私が考えずとも、考えるべき当事者がちゃんとやってんでしょう。きっと。

蛇足:最近twitterとかどうなの


 こう書いたとおりで。
 最近twitterが流行って、そこから出てくる業界人たちによる真偽不明の情報がダダ漏れまくってくるわけです。これに踊らされる方も踊らされる方ですが、ど〜も微妙にキナクサイこともあり、多少気になったりしてます。
 なんだか知らないけど、あんまりその世界の中核的な場所じゃないところから出てくる雰囲気はありますね。タマってる人がブチまけるには、都合のいい場所なのかも。下手な新規開設ブログなんかよりPVあるしねtwitterって。
 今回の違法コピー関連の話も、twitterでどっかの何かの業界人が流したものから始まってますしね。よく知らんけど。
 まー、これも時代の流れですかね〜

B0033UVH74アルトネリコ3 世界終焉の引鉄は少女の詩が弾く(特典なし)
バンプレスト 2010-01-28


【エロゲ】 安易な超能力とエロゲについて  [ 2010/05/15 ]

 「透明人間になれたら覗きをする」なんてネタをどこかで見たことや考えたことが誰にでもあるでしょう。安易な超能力とエロの親和性は高い。人間の想像力というのはたくましい。
 最初に主人公が安易な超能力が手に入る物語では、その力によって何をするか、どうなるかというのがストーリーの起点になってきます。例えばコードギアスのギアスだったり、デスノートだったりですね。ただし、ジャンルがエロだと、当然ながら力の使い方はエロに偏ってきます。それはエロゲでも同じです。ただ、作品の方向性がシナリオ寄りだと少し違ってくるので、今回は抜きゲ(エロテキストの割合が多いエロゲ)方面の話をします。
 しかし、こういうのが網羅された分かりやすいデータベースみたいなのはあまり無いので、ほとんど記憶頼り。その辺、適当な感じで。

エロゲでよく題材になる超能力とそうでないもの


 安易な超能力でエロ…というとまず出てくるのは「透明人間化」や「時間停止」といったところでしょうか。でも実は、これらをメインの題材にしたエロゲは少ないんです。作品中に1シーンだけ、とかならかなりあると思いますけど、“それだけ”をテーマにした作品というのはかなりレアです。
 じゃぁ何が多いのかというと、「催眠」です。これは本当に多くて、他の超能力の類とは比較にならないぐらいでしょう。「催眠=超能力」とするかどうかは解釈の問題があるかもしれませんが、ここでは超能力として考えます。
 なぜ「催眠」が多いのかはよくわかりません。謎です。

透明人間化


 ここからは具体的に作品について触れていくことにします。
 前述の通り、透明化ネタに特化した作品というのはほとんどありません。これ検索結果 game : name : normal : 透明と、あとはこれMr.Invisible -Legend of Rapest- ErogameScape−エロゲー批評空間−ぐらいですかね。他には記憶にありません。
 作品批判をする気はないんですが、低価格帯であまり評価のよろしくない感じの作品しか存在しません。誰でも思いつくような超能力のはずなので、ネタとしてマイナーということはないと思います。単にそれでエロゲ1本分の話を作るのが難しいのかもしれませんね。

 エロゲのエロシーンでは主人公がよく透明化してますが、あれはまた別の話ということで。

時間停止


 これもかなり限られてます。The World of Rapest ErogameScape−エロゲー批評空間−と、時間封鎖 ErogameScape−エロゲー批評空間−ぐらいしか知りません。
 「時間封鎖」の方はこの方面ではそれなりに有名な作品だと思います。色々と練りこまれたいい作品だと思うんですが……同ジャンルが流行るようなことはないですねぇ。色々とバリエーションも数もあるようでいて、意外に無いんですよねエロゲって。その分、他のメディアにはないものもあるわけですが。

瞬間移動


 瞬間移動でエロってどーすんだよ!という感じですが、実はあるんですよね……某白井黒子さんみたいに服を抜き取れるわけじゃないですが。
 それがこれせーえき瞬間っ!移動?! 〜遠隔操作魔法で、いつでもどこでも膣内射精!〜 ErogameScape−エロゲー批評空間−です。かなり限定的な超能力の用途ですが、確かに瞬間移動なんですよ。精液だけ瞬間移動させてぶっかけるっていう……
 さすがにそれだけで作品1本作るのは無理だったのか、イチモツの分身をテレポートさせて突っ込むみたいな方向に発展していったり、サイコキネシスみたいなこともやってた気がします。よくこんなわけのわからないネタを考えるなぁと感心しました。

性転換


 いわゆる性転換(トランスジェンダー)モノ。ぶっちゃけ女装(男装)モノと区別がつかないのと、“超能力で”とあえて区別する必要もない気がするので今回はスルー。性転換モノ自体の数はかなりあるはずなので、探せばいくらでも出てくるんじゃないかと。主人公が女装/男装/性転換 ErogameScape−エロゲー批評空間− 属性一覧

肉体交換


 性転換と被るところがあるんですけど、他人と肉体を交換するということに特化した作品を一つだけ知ってます。肉体転移 ErogameScape−エロゲー批評空間−です。よく作りこまれた完成度の高い作品だったような気がします。正直もう覚えてません。

変身


 ヒーローモノから性転換モノまで、広義に変身といえば色々あります。なのでここは絞って、無機物にまで変身することを含めた抜きゲっていうと……もうへんし〜ん! ErogameScape−エロゲー批評空間−へんし〜ん!2 ErogameScape−エロゲー批評空間−ぐらいしかないような。
 変身して触手を出して……みたいなのがあったような気がするけど思いだせない。

確率変動


 「不幸体質」で有名な主人公といえば某ラノベの上条さんがいたりしますが、ああいう類です。まぁこれも一種の超能力ですよね。エロゲだと……抜きゲではないですが、コンチェルトノート ErogameScape−エロゲー批評空間−あたりが知られてるような気がします。抜きゲで不幸体質って思いつかないな。
 逆に「幸運体質」みたいなのがテーマになってるものは1つだけ知ってます。ラッキー☆バード -エッチな幸運…これってホントにラッキーか!?- ErogameScape−エロゲー批評空間−という作品。他には知りません。思いつきの一発ネタ(いい意味で)みたいな低価格ソフトを乱発するソフトハウスシールぐらいにしか、作れないということかもしれない。

催眠


 ホントはこれだけを仔細に掘り下げたりしたかったんですけど、労力的に無理がありそうなのでやめておいて、軽く流す感じで。前に書いた【エロゲ】 エロゲのフェ○チオとチュパ音についてぐだぐだ書き殴ったこれでもかってぐらい長いメモ - 散録イリノイアみたいなアホなことはなかなかできません。
 なにしろ専門のサイト(MCサイトリンク集M.C.ゲーム一覧)があるぐらいなので、ニワカ知識でやるとよろしくない感じもします。

 催眠モノは一部ではMC(Mind Control)モノとも呼ばれるようです。当然ながら現実的な催眠術ではなく、やたら強力な瞬間催眠の類です。あるいは広い意味では、「相手の意識や肉体を思い通りに操作する」というもの全般を指すと考えてもいいと思います。
 催眠モノの数は多くバリエーションも豊富なので、ちょっと分類など交えて説明を試みる。

催眠の手段

 手段にもバリエーションがあって、主にリアルな催眠術の強化版だったり、純粋な超能力だったり、機械を使ってみたり、薬を使ってみたりといった感じですかね。ただどれも結局は超常現象かSFの類なので、一緒といえば一緒です。

催淫と催眠

 催淫と催眠…字面は似ていますが、作品の中身としてはかなり違うもので、別のジャンルといってもいいかもしれません。催淫も広い意味では催眠に含まれることもあると思いますが、結局は「媚薬」の延長にあるもので、「催眠術」とは別の文脈というか文化に属するものだと考えてます。
 催淫・媚薬に特化した作品も決して少なくはないです。直球のタイトルで検索してもそこそこ出てきますね。


催眠の用途

 個人的に催眠の用途は二つに大別できると考えてます。
◆行為にいたるまでの過程で使われるもの
◆行為中に使われるもの
 この二つです。ここから更に、どのように行為に至るのか。どういう行為を行うかで色んなパターンが考えられますけど、それをやってるとキリがないので省略。
 一般的なのは多分、行為にいたるまでが催眠で、行為自体は普通のSEXというものでしょうかね。これがディープになってくると、行為自体に催眠を応用して独自の世界観を作り上げている作品もあります。

催眠に特化したメーカーなど

 催眠モノに特化したメーカーといえば、「BLACKRAINBOW」ErogameScape BLACKRAINBOWと、「Studio 邪恋」ErogameScape Studio 邪恋の二つでしょう。このメーカーは特に行為中の催眠術の使い方にやたらとこだわりがあるっぽいです。NATORI烏賊(BLACKRAINBOW)とおくとぱす(Studio 邪恋)等のライター達がこのジャンルにもたらしたものはかなり大きいような気がしています。
 おくとぱすの同人サークル「#define」ErogameScape #define(同人)も催眠特化ですね。「催眠実験」は特に行為までの過程の方が仔細に描かれた作品で、これも独自の世界観を持ってます。

 あとライターは違うんですが、シルキーズの学園催眠隷奴 〜さっきまで、大嫌いだったはずなのに〜 ErogameScape−エロゲー批評空間−もかなりキテる作品。前述の二大メーカー(?)のフォロワーかもしれないなぁと当時考えたことがあります。
 こういうのを作る人たちは、人間の意識を弄んでいかに面白くエロいことができるかということを追求すぎて、どこか遠い世界に行ってしまってるような気がしています。モットヤレ。
 すいません。ただのファンです。

催眠モノの萌え化

 最近感じられる傾向として、催眠モノの萌え化があります。恐らくは凌辱モノへの規制の影響なんでしょう。元々催眠モノは「相手を思い通りにする」という点から凌辱色が強いものだったので、無理もないですね。
 催眠生活 〜校則だから仕方ない!?〜 ErogameScape−エロゲー批評空間−や、今度出るゴニン!? 〜ピタリと的中!強制占い♪〜 ErogameScape−エロゲー批評空間− も少なくとも表面上は萌えっぽい感じになってます。
 同人ですが和姦催眠 〜幼馴染の彼女は催眠PlayMates〜 ErogameScape−エロゲー批評空間−なんてのもあって、名前だけは「和姦」になってます。中身はどっちかというと凌辱系。
 規制の影響が続く限り、今後もこういう傾向は強くなるかもしれません。個人的にはこれはこれで面白いネジレというかユガミというか進化だと思ってます。

 流すといった割りに長くなりました。でも作品を個別に掘り下げたりしてないので全然大丈夫ですね(何が

おまけ:エロゲの主人公って全員超能力者じゃね?


 あんまり関係ないといえばない話。
 エロゲの主人公って全員超能力者なんじゃないかと考えてたことがあります。つまりは「モテる能力」です。サエない男たちがやたらとモテる理不尽を、超能力に例えてみただけですね。マブラヴでいえば「恋愛原子核」ってところ。
 モテる理由を超能力として考えてみると、ヒロインたちは超能力に巻き込まれた不幸な(あるいは幸運な)被害者ということになって、身も蓋も無いですが、少し違った見方ができるかもしれません。「なぜ好きになった」とか「どこを好きになった」とか、そういう細かい恋愛描写を無意味なものとして一蹴する感じです。
 どうでもいいですね。
  
B0039RHOK0ゴニン!? ~ピタリと的中! 強制占い♪~
スタジオ邪恋 2010-05-28


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