

ラジオやアニメにかまけて積んだエロゲが終わらないイリです。こんにちは。
今回はアニメ「図書館戦争」の感想文を書いてみるわけですが、見てる理由が「気持ち悪くて楽しいから」なので、内容もそれに準じたものになります。
注意してください。 気持ち悪いッ!でも見ちゃうッ(ビクンビクンッ 下手なグロより脳が蹂躙される感覚が楽しいです。
原作は全く知らないです。
主人公がウザ可愛い!
主人公の笠原郁さんは22歳(女性)。中身と外見の割りに年食ってますけど気にしない。別に18か19ぐらいでよかったんじゃないかと思うんですが、あまり意味はなさそう。多分作品のターゲットがそのあたりの年齢なんじゃないかと推測。
このキャラの魅力はなんといっても
「基本的に人を小ばかにしてるところ」です。態度も言動も「上から」なんですね。
見てると段々殴りたくなってくるんですが、そこがいいんです。
【アニメ】 「狂乱家族日記」の凶華さんもなかなかのウザキャラでしたが、あれは「異常なもの」として描かれていたのでただウザいだけでした。
しかし笠原さんは「ちょっと性格がはっちゃけてるだけの割と普通の女性」っぽい位置づけなので違和感が強い。
「なんでこんなキャラが“自分の思考は当然”みたいなツラしてのうのうと生活してやがるんだッ!!」的な気持ち悪さを感じさせてくれます。俺感情移入しすぎ。
男性向けの作品の主人公(男)でも妙に偉そうなヤツはよくいますし、あれと一緒かな。性別が違うだけで。
ただこのキャラも、お友達の柴崎さんにはそうでもなかったりします。割と対等。友達だからなのか女性だからなのかよくわかりません。何しろメインで出てくる女性キャラが彼女たち二人しか居ませんからね。
まるで
逆エロゲー!! 主人公(男)には男の友達が一人だけッ!あと全部女ッ!!その逆ッ!!
よくあるよくある。
似た感じのキャラに
プラネテスの田名部愛や
時をかける少女の紺野真琴などがいますが、どちらも大嫌いです。もちろん笠原さんも大嫌いですよ!!でも好きッ!どっちだッ!!
男キャラがキモ可愛い!
見た感じ割と普通の男性ですが、中身は
「ギャルゲに出てくるような乙女」なので油断してはいけません。
手塚光くんあたりの行動などを見てると分かりやすいですね。他人との心理的な距離感が異様に近く、徹底的に無防備なんですよ。隙だらけ。この人たちは絶対にデューク・東郷のようにはなれませんね。
メインキャラの堂上篤さんも同じです。かなり隙だらけ。顔だけはキリっとしてるんですけど。顔だけ。
線の細い小牧幹久さんの方がずっと男に見えます。
絵と中身が全く合ってないので最初は分かりませんでしたが、これは少女漫画から持ってきたキャラでしょう。“男性向け”の作品にはほぼ存在しないタイプです。
ギャルゲのヒロインも恐ろしく無防備でしょう? あの逆です。多分ネ。
ってことは“女性向け”なんですよ。こういうキャラが
「可愛げのある男性」としてウケるんでしょうね。
「攻殻機動隊のバトーさんが実は女モノの下着を身につけていた」ぐらいのモノは感じられます。しかもギャグでもなんでもないんだぜ!
で、調べてみるとやっぱり女性向け。
最初からこの絵


でやってくれれば引っかかることはなかったのに!!
なんだ普通の少女漫画なんじゃん!!アニメの絵がアレだからちょっとビックリしちゃったよ!!
ちょっとしたトラップですねこれは。まんまとしてやられたぜ。
でも感じちゃうッ!マゾだからッ!!
これが少女漫画的な絵だったら多分直視できないんですが、絵がアレなので見れちゃうんですよ。恐ろしい!!
調べたら原作はラノベらしいですけどね。ラノベにもいろいろあるんだなぁ。
世界観の強烈な違和感!
とりあえず戦争モノなんですよね。見た感じ。
緊張感は全くないんですが、滑稽さを演出するためにわざとそうしてるのかもしれません。
丸見えの位置にわざわざ陣取ってる敵の狙撃手とか萌えですね。
無線も持ってなくて普通に携帯電話で会話してたりするのも萌え。
銃持ってるのにただの乱闘になるのも萌え。
つまり
「萌え戦争」ですね。ジブリ映画の戦闘シーンみたいで可愛いじゃない。ラピュタとか。
一方で、政治とか内紛(?)とかシリアスな題材の割に一般社会や民衆の描写が薄く、ほぼ図書館内部と、外部との戦闘シーンぐらいしかないので、リアリティのようなものは無いですね。
男性向けの作品というか、オタク好きのする作品だと、
単なる「バトルモノ」と「戦争モノ」には越えがたい壁があると思うんですよ。
「バトルモノ」ってのは例えば「Fate」とか「シャナ」とか。
この手の作品では、世界観が比較的濃い作品ですら、「社会」そのものの描写は薄いものなんです(主観)
例えば「Fate」なら表の世界の「政治」なんてものは関係ない。組織的なものがあっても、やってることは個人レベルの戦いなんです。
「戦争モノ」ってのは、例えば「ガンダム」とかとか「攻殻機動隊」とかあのあたりですが、これは「政治」や「民衆」等の社会全体の描写が多くなる。
そもそも「戦争」自体が「社会」の問題であって「個人」の問題ではないですから当然かもしれません。
どちらが上かという問題ではなく、描写されるものが違うんです。
「図書館戦争」の場合は絵がアレなんで「攻殻機動隊」なものを連想して見てたんですが、どちらかというと「バトルモノ」に近い。で、その中でもさらに設定自体が薄いため、「世界観オタク」(私)の食指を動かさない。本を守るという“ワンアイデア”だけでは最初のパンチで終わってしまう。
「絵」が生んだ先入観が、実際の作品との間で強烈な違和感になって、非常に気持ち悪いんだと自己分析しました。
「世界観」を作り出す少年向け作品のような蓄積も恐らく無いんでしょうね。
いわば、蓄積がないメーカーの出す、ハンパな
“RPG風”エロゲみたいなもの。
ただし、“ターゲット”の違いを考えると、そもそもそういった蓄積を必要としてないのかもしれません。
それがたまたま「Production I.G」の作品として目の前に出てきちゃったものだから、(私に)強く違和感を感じさせるのかなと。
「“戦争モノ風”アニメ」というのが、私から見たときに貼り付けるレッテルでしょうか。
映画向きっぽいイメージ
この
「薄さ」は、「オタク」的なものとは相反するものだと感じられます。
「薄い」ためにオタク的でなく、「一般向け」たりうる。
だから
有川浩さんの作品は「一般文芸」のようにハードカバーで出たりするんだと思います。
蓄積がある人=オタク、蓄積がない人=一般人。 作品を理解するための共通基盤が小さくて済むから万人向けなんデス。
そういう点からすると、
「TVアニメ」よりは「映画」向きの作品だと思いますね。少なくとも深夜アニメよりは層が広いから。
1テーマ1本という感じで、世界観を見せるよりメインの二人を見せることに力を入れるとかね。
ヘンに設定やキャラを掘り下げるから、違和感が広がって(私が)気持ち悪いのではないかと。
新海誠的なセカイ系テイストで「キミと僕」もとい「わたしと貴方」な構造にギュっと凝縮したらどうなるんだろう。詩的な演出タップリにして、泥臭い描写とかナシで。これなら割とサッパリ収まるんじゃないだろうか。
でもサッパリして気持ち悪くなくなったら、私はみなくなtt(ry
こういう一般向け的な作品でも純粋に面白く見られる人(エロゲオタとか萌えオタ)がいたら、羨ましいですね。
私はちょっと無理です。どうしても歪んでしまう。
で、気持ち悪さを自己分析する私が一番気持ち悪かったというオチ。(関連)
【散録】 漫画絵・アニメ絵に感じる気持ち悪さは、人の気持ち悪さ。 - 散録イリノイア